登録手続きのときに返納する【前返納】

ナンバープレートが変わる手続の準備をする場合,現在のナンバープレートを取り外す必要があります。

予めナンバープレートを取り外しておき,委任状などの書類一式とともに運輸支局へ向かったり,行政書士に外注したりする。

通常はこの流れでしょう。

現車がすでに目の前または近くにあるケースです。

少し離れたところに現車を保管している場合は,旧ナンバープレートを外しにいく手間と,登録が終わってから新ナンバーを取付けにいく手間がかかります。

登録手続き後に返納する【後返納】

書類手続を先に済ませ,旧ナンバープレートを後日返却することはできないでしょうか。

これができれば,旧ナンバープレートの回収と新ナンバープレートの取付けを一度の機会に行えます。

手間を50%カットできます。離れた場所に車を保管している場合には便利です。

まだ現車が届いてない場合に予め登録を済ませておいて,新ナンバープレートが手元にある状態で現車を待ち構えるなんてこともできます。

行政書士なら,後返納が可能です。

本人申請の場合は,旧ナンバープレート返納のためもう一度運輸支局へ出向く必要が生じますので,前返納のほうが便利でしょう。

後返納の活用にあたって

普通車の場合で後面ナンバープレートの変更を伴うときは,封印取付け作業があります。このため,納品はどうしても対面となります。

他方,軽自動車の場合は封印がありませんので,郵送による納品で済ませることが可能です。

ただし,軽自動車の郵送による取引の場合で後返納を利用するときは,旧ナンバープレートを返送していただく必要が生じます。

前返納に比べて郵送の手間とコストが片道分増えてしまします。ここはデメリットです。郵送の場合は前返納が安上がりです。

また,予めといっても,2週間が限界です。登録からおよそ2週間以内に返納しなければなりません。この点はご注意ください。

まとめ

登録を予め済ませたいときや,取り外しと取付けの手間を減らしたいときで,行政書士との対面取引を伴うケースでは,後返納はメリットのある制度です。ご活用ください。